第5期:リーダーの倍加

Stage of Ministry

第5期 − リーダーの倍加
西暦28年末頃から西暦30年春まで


ムーブメントの倍加

祈りつつ新しいリーダーとなるべき人たちを選び出して育て、倍加を実践している弟子たちを、ムーブメントを築き上げていくリーダーとして送り出す。

この期間は約15か月間にわたって続き、12人を使徒として任命することから始まります。使徒たちは、より大勢の働き人たちから成る集団の中で、リーダーとして訓練されていきました。その一方で、イエスさまに従う者や求道者から成る、さらに大きな集団も存在していました(ルカ6章12〜19節)。

12人の使徒は、イエスさまが意図的に選び出し、任命し、訓練し、個人的に力を注ぎ込まれた人たちでした。このことは、ペンテコステ後に起こった御国の拡大によって、さらに明らかになります。そしてその様子は、「使徒の働き」に記録されています。

この時期の後半、イエスさまはさらに70人を派遣されました(ルカ10章1節)。彼らは、福音書の記録の中では、十二使徒と同じような正式な指導者的地位を与えられていたわけではありませんが、それでも、「使徒」(遣わされた者)として任命された弟子たちでした。

この新しい使徒の集団は、自分たちの働きを通して次の世代の働き人たちが起こされるよう祈ることを命じられており、リーダーの倍加が、イエスさまのムーブメントの中に最初から組み込まれていたことが分かります(ルカ10章2節)。

これらの名もなき七十人の宣教師たちの多くは、間違いなく初代教会の中におり、あの「屋上の間」に集まっていた120人の一部であり、また復活したイエスさまが姿を見せた500人の中にも含まれていたことでしょう(第一コリント15章6節)。